お知らせ

墨東病院薬剤師パワハラ・賃金未払事件裁判第2回弁論傍聴にご参加ください

墨東病院薬剤師パワハラ・賃金未払事件裁判第2回弁論傍聴にご参加ください

新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

昨年の第1回弁論には、法廷がいっぱいになるほど、多くの方々の傍聴がありました。ありがとうございました。原告の陳述は素晴らしく感動的なものでした。裁判官にも強く訴える力があったと思います。

今回の弁論は被告の準備書面に対して、原告も準書面を提出し、事実関係を明らかにしていきます。被告側がどのような態度を示し、原告側が指摘した事実関係について「これは認める」「これは認めない」という意思表示をしてくるか。争点の整理が始まります。

都側にいい加減な、開き直った態度を許さない。この強い気持ちを、再度傍聴席をいっぱいにすることで裁判官と都に訴えたいと思います。多くの方々に傍聴していただくことは、原告本人はは勿論、弁護団にとってもとても力になることです。

昨年12月、小池都知事は唐突に都立病院の地方独立行政法人化を進めると公表しました。現在でもこの裁判に象徴されるように、都立病院の職場は労働基準法が遵守されているとは言い難い状況です。そのような中で効率化・独立採算が強く求められる地方独立行政法人化をすすめれば、都立病院の労働環境を更に悪化させることになりかねません。労働環境の悪化は職員の離職を引き起こし、安定した医療サービスの提供に影響を与えかねません。この裁判を労働基準法を踏みにじることにより、労働者の犠牲の上に効率化・採算性を実現しようとする都立病院の運営を止めさせる大きなきっかけにして行きましょう。

お忙しいと思いますが、ぜひ傍聴をお願いいたします。

当日ご参加される方は、10時30分に東京地方裁判所510法廷前に10時30分に集合してください。弁論終了後に弁護団と共に弁論を振り返る交流会を予定しています。お時間の許す方はご参加ください。

墨東病院薬剤師パワハラ・賃金未払事件裁判を支える会呼びかけ人一同

上西充子(法政大学キャリアデザイン学部教授)

植山直人(全国医師ユニオン代表)

宇都宮健児(弁護士)

香山リカ(精神科医)

川嶋みどり(看護師 健和会臨床看護研究所所長 日本赤十字看護大学名誉教授)

中原のり子(薬剤師 小児科医師中原利郎先生の過労死認定を支援する会原告)

本田宏 (外科医 NPO法人医療制度研究会副理事長)

(あいうえお順)

弁論日時 2020年1月30日(木)11時

場所   東京地方裁判所510法廷

当日の参加方法

  • 東京地裁は、地下鉄霞ヶ関駅、A1出口から出て頂くと、出口を出てすぐ右側に見える巨大なビルです。入り口で空港のような金属探知をしており、午前11時は、法廷の多い時間帯なので、入り口が混む事が考えられます。したがって、10時30分くらいには到着するようにおいでいただくのが安全と思います。
  • 入ると、大きなロビーになっています。ロビーをつっきり向かって左側のほうに進むとエレベーターがあります。低層階用と高層階用のエレベーターに分かれているので、510号法廷は、5階にありますので、低層階用にのってもらって5階で降りて下さい。すると510がどこにあるかの表示が出ているので、それにしたがって法廷までおいでください。
  • 公判終了後、原告、ご家族、弁護団、支える会で交流会を行います。お時間の許す方はご参加ください。会場は当日ご案内させていただきます。